
【東南アジアをざっくり知ろう】スリランカ共和国
スリランカは、日本とは1951年の講和会議以来、「スリランカの恩」として知られる特別な友好関係にあり、国民は親日的で協調性に優れています。現在、この高い能力を備えたスリランカ人材が、日本市場で新たな可能性を広げています。本コラムでは、インド洋に浮かぶ美しい島国スリランカの魅力を深掘りします。
スリランカとは?
スリランカは、インド洋に浮かぶ島国で、正式名称はスリランカ民主社会主義共和国といいます。南アジアに位置し、インドの南にあります。
首都はコロンボですが、公用語としてシンハラ語とタミル語が使用されています。
この国は、その豊かな自然、深い歴史、そして仏教文化が特徴です。特に、世界遺産に登録された史跡や自然遺産が点在しています。
また、紅茶の生産が世界的に有名で、その高品質な紅茶は旧国名にちなんで「セイロンティー」として広く親しまれています。

スリランカの現地教育
スリランカでは、小学校から大学までの教育が基本的に無料で提供されています。
特に公立学校においては、授業料だけでなく、教科書や制服も支給されることが一般的です。
こうした取り組みの結果、スリランカの識字率は約92%以上と、南アジア諸国の中でも非常に高い水準を誇っています。
国を挙げた日本語教育の強化
スリランカの公教育は主にシンハラ語とタミル語で行われていますが、英語教育も強く重視されています。特に都市部の学校では、英語による授業が増加傾向にあります。
さらに、2022年からは小学校の高学年における「語学」の選択肢に日本語が追加されました。これは、国を挙げて日本語教育の強化に努めていることの表れです。
日本とスリランカの関係
日本とスリランカの関係は、政治、経済、文化など、多岐にわたる分野に及んでいます。
【政治面】
スリランカ(当時はセイロン)は、1951年のサンフランシスコ講和会議において、日本に対する戦争賠償請求を放棄すると表明し、日本の国際社会への復帰を強く後押ししました。この出来事は、日本国内で「スリランカの恩」として広く知られています。両国は1952年に国交を樹立して以来、一貫して友好的な関係を維持しています。
【経済面】
日本は、スリランカにとって主要な援助国の一つであり続けています。インフラ開発をはじめ、教育や医療など幅広い分野で支援を実施しており、特にコロンボ港の開発や高速道路建設支援などは代表的なプロジェクトです。
【文化面】
日本とスリランカは仏教国という共通点から、仏教を通じた文化交流が盛んに行われています。また、日本のアニメや、柔道・空手などの日本の武道もスリランカで人気を集めています。
スリランカ人の性格的特徴
スリランカでは、伝統的に地域社会や家族を大切にする価値観が深く根付いており、訪れる人々に対しても親切で温かい対応が見られるとされています。
また、仏教、ヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教など多様な宗教が共存しているため、異なる背景や意見を尊重する姿勢が育まれています。宗教や伝統行事は生活の中で重要な役割を果たしており、精神性や伝統を重んじる傾向があります。
さらに、歴史的な困難を乗り越えてきた背景から、問題に対して忍耐強く取り組み、共同体で助け合う協調的な性格が見受けられることも特徴です。
スリランカの経済状況
スリランカは、2022年春に深刻な経済危機に直面し、その後、段階的な回復を遂げています。しかし、依然として国外で働くことを希望する若者が多く、海外労働が重要な選択肢の一つとなっています。
国外労働者からの送金は、スリランカの外貨収入の主要な柱の一つです。2023年の海外送金額は約67億ドルに達し、GDPの10%以上を占めるなど、スリランカ経済の安定に不可欠な要素となっています。
日本へ渡航するスリランカ人の数は年々増加しており、その累計滞在者数も増加傾向にあります。

(参照)出入国在留管理庁|在留外国人統計(旧登録外国人統計)統計表
スリランカの交通
スリランカの交通は、日本と同じ左側通行・右ハンドルが採用されており、基本的な交通ルールが似ています。これは、イギリスの植民地時代の名残です。
主要な都市間の移動には、バスや鉄道が利用されますが、特に都市部ではトゥクトゥクが市民の足として活躍しています。近年はインフラ開発が進み高速道路も整備されていますが、一般道では車両、歩行者、動物が混在し、交通量は多く複雑なため、運転や横断には注意が必要です。
※スリランカ人材が日本の自動車運送業の「救世主」になる!?
まとめ
インド洋に浮かぶスリランカは、豊かな自然と仏教文化を持ち、高品質なセイロンティーで知られています。
教育水準が高く、小学校から大学まで無料で提供され、識字率は92%以上。2022年からは日本語教育も強化され、親日的な国民性を持ちます。
日本とは、1951年の講和会議で賠償請求を放棄した「スリランカの恩」以来、強い友好関係を維持しています。
国民は協調的で忍耐強く、国外労働を希望する若者が増加しており、日本への渡航者も増加傾向です。この優秀で親日的なスリランカ人材の採用を、貴社のグローバル展開の一環として、是非一度ご検討ください。
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