
【採用担当者必見】試験レベルだけでは不十分!?外国籍人材の日本語能力を見極める方法
近年、外国籍人材の採用において、日本語能力試験(JLPT)の資格は重要な判断基準の一つです。
しかし、採用担当者の皆様には、次のような経験がないでしょうか?
- 「N2合格者なのに、面接で話が噛み合わないことがあった」
- 「資格はあるが、業務マニュアルの読解に時間がかかる」
実は、JLPTはN1・N2・N3、どのレベルであっても、「合格」の二文字だけで求職者の真の日本語能力を見誤るリスクがあります。
本コラムでは、なぜ試験レベルだけで判断してはいけないのかをJLPTの採点基準から解説します。さらに、資格点数に頼ることなく、貴社の業務に本当に必要な「使える日本語能力」を見極めるための具体的なステップをご紹介します。
資格の裏に隠された能力差を把握し、ミスマッチのない採用を実現するために、ぜひご一読ください。
日本語能力試験(JLPT)とは?
日本語能力試験(Japanese-Language Proficiency Test, JLPT)は、日本語を母語としない人を対象に、日本語の能力を測定し認定する世界最大規模の試験です。
※試験の難易度など詳細は過去コラムをチェックしてください。
「N2合格」だけでは測れない能力差
日本企業が外国籍人材を選考する際、日本語のレベルは不可欠な評価基準です。しかし、履歴書に「N2合格」と記載されていても、この「合格」の二文字だけで判断してしまうと、実は大きな能力差を見落とす可能性があります。
その理由は、JLPTにおける合格点の水準にあります。下記は、日本語能力試験の各レベルの合格点と、満点(180点)に対する合格率の目安です。

(参照)日本語能力試験JLPT│得点区分・合否判定・結果通知
ご覧の通り、N2であれば180点中90点、つまりちょうど50%の正解で合格となります。N1でも約55%の正答率で「最高レベルの日本語能力がある」と認定されるのです。
同じ試験レベルの「合格」でも能力は大きく異なるかも…?
この仕組みが示すのは、
180点中90点でN2に合格した人
180点中170点でN2に合格した人
両者は同じ「N2合格」とひと括りにされている、という事実です。ただ、両者の間には「80点」という大きな点数の開きが存在します。しかし、履歴書に「N2合格」としか書かれていない場合、その求職者がボーダーラインギリギリで合格したのか、高得点で合格したのかを判断することはできません。
見極めるためのステップ:試験結果の『点数』を確認する
履歴書で判断できるのは「合格」という表面的な情報だけです。これでは、同じ「N2合格」であっても日本語能力に大きな差がある場合、その差を正確に見極めることは困難です。
特に、業務内容が高度なコミュニケーションや読解力を要する場合、期待した日本語能力に達していない人材を採用してしまうと、入社後のミスマッチに直結する可能性があります。
そこで、日本語能力が決め手となる採用では、試験結果の『点数』まで確認することを推奨します。
具体的には、合否結果と得点区分ごとの得点が記載されている「日本語能力試験認定結果及び成績に関する証明書」(成績証明書)の開示を依頼しましょう。
これにより、人材の正確な日本語能力が把握でき、採用を決める際の強力な判断材料となります。
例えば、トラックドライバーであれば「聴解」能力の重要性が高まりますし、事務職であれば「言語知識」や「読解」の点数が重要になります。点数を詳細に分析することで、採用後の配置や育成計画にも活かすことができるのです。
まとめ
日本語能力試験(JLPT)は、外国籍人材の能力を測る上で最も信頼できる指標の一つです。しかし、「合格」という表面的な情報だけでなく、合格点(総合得点)や分野別得点にまで注目することで、より正確に、より深く求職者の日本語能力を見極めることができます。
貴社の業務内容に最も適した人材を見つけるため、ぜひこのワンポイントアドバイスを日々の採用活動にお役立てください。
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