導入事例

その山容の美しさから田村富士とも呼ばれる地元のシンボル片曽根山。山の麓に位置する特別養護老人ホームでは、10名以上の外国籍人材たちがまごころを込めたサービスを提供しています。
質の高い包括的なサービスを提供する上で欠かせない存在となっている外国籍人材たちの採用を始めたきっかけや今後への期待に関して、ご担当者様に伺いました。
また、この施設で新たに働き始めた特定技能人材にも、現在の心情をお聞きしました。

片曽根山の麓という自然豊かな場所にある施設

社会福祉法人 すみれ福祉会
〒963-4312 福島県田村市船引町船引字下大平105番地1
〇分野【介護】

社会福祉法人 すみれ福祉会は、『住み慣れた地域でずっと暮らす喜びを共に』という理念のもと、広域型 特別養護老人ホーム 花音や地域密着型 特別養護老人ホーム サテライト花音を運営しています。また、在宅生活を望まれる方を対象としたショートステイやリハビリに特化したデイサービスも提供。医療法人健山会船引クリニックとも連携するなど、利用者様とそのご家族様が安心して暮らせる地域社会の実現を目指しています。

※取材日:2025年7月某日

外国籍人材の採用も選択肢に入れないと、今後の施設運営が困難だと感じていました。

――現在、貴社に在籍する外国籍人材の人数を教えてください。

現在、特定技能人材は11名ほど在籍しています。ミャンマー出身が7名、ネパール出身が4名です。このうち、実務者研修を受ける人材が1名、初任者研修が修了した人材が3名います。あとは、在留資格「介護」を取得した台湾出身の人材が1名います。

――外国籍人材の採用を検討し始めたきっかけについてお聞かせください。

日本人の採用が難しくなっていく現状を踏まえて今後を見通した時に、外国籍人材の採用も選択肢に入れないと、今後の施設運営が困難だと感じていました。そんなときに福島県で外国人マッチング支援事業のイベントが開催されることになり、参加しました。その際に5名の外国籍人材を採用したんです。県内の老人ホームで初めて特定技能制度で外国籍人材を採用したケースになり、新聞にも掲載されました。

――外国籍人材の採用を行うと決断した決め手は何だったのでしょうか?

このままの状況では職員の確保が難しくなり、質の良いサービスの提供ができない、という危機感です。そのため、「費用は掛かるものの、まずはやってみよう」という話になりました。

――候補者である外国籍人材を選考する際に、重視していることがあればお聞かせください。

日本語能力はもちろんなのですが、応募理由をしっかり持っているかどうかを重視しています。あとは、表情です。笑顔を出せるかどうかを見ています。

――採用活動にあたり、外国籍人材の紹介会社を利用した感想をお聞かせください。

初めて利用した紹介会社では、広済堂ビジネスサポートさんの2~3倍の紹介料を支払わなければなりませんでした。広済堂ビジネスサポートさんでは、こんなにも費用を抑えられるのかと驚きました。

彼女たちは、介護福祉士の資格取得を目指しているので、研修を実施しています。
台湾出身のスタッフが介護福祉士を取得して在留資格を「介護」に切り替えました。

――採用した外国籍人材たちの仕事ぶりはいかがですか?

みんな真面目に働いてくれています。特にスさんは、利用者様の状況をみて自ら率先して動いてくれるので、現場のリーダーも高く評価しています。

――外国籍人材の教育やサポートにおける工夫や苦労した点を教えてください。

苦労した点でいえば、彼女たちの住居の確保です。あとは、彼女たちがトラブルに巻き込まれた際の対応でしょうか。警察の方に自転車の運転について指導を受けたり、自転車を盗まれてしまったり、ということがありました。

――外国籍人材の定着のために企業として取り組んでいることをお聞かせください。

彼女たちは、介護福祉士の資格取得を目指しているので、研修を実施しています。費用は自己負担になりますが、彼女たちには助成金の案内をしています。
職場ではタブレット端末を導入しており、日本語の読み書きが苦手なスタッフにも問題なく業務にあたってもらえるようにしていますね。
あとは、施設の近くに職員寮を建てたので、通勤の負担は軽減できたのではないか、と思います。

――採用前に感じていた貴社の課題はどうなりましたか?

大きな課題だった人材不足が大幅に改善されました。

施設内は高級感があり、広々としている

――在籍する外国籍人材たちに今後、期待することをお聞かせください。

彼女たちは皆、真面目です。台湾出身のスタッフが介護福祉士を取得して在留資格を「介護」に切り替えました。他のスタッフも続いてほしいと期待しています。あとは指示を待つのではなく、自ら考えて行動に移せるようになってほしいです。

【特定技能人材の声】

スさん
〇国籍:ミャンマー
〇入社:2025年5月

――入社して3ヶ月が経ちました。日本の環境や職場には慣れましたか?

スさん(以下、省略):日本食にはまだ慣れていません(笑) 郡山市にミャンマーの商品を取り扱っているお店があるので、先日、ミャンマー出身の先輩と一緒に買い物に行きました。

――現在は、どのような仕事を担当していますか?

朝昼晩と三食の食事の用意や介助、入浴の介助、おむつの交換、お部屋や洗面台の掃除などを担当しています。また、月に5~6回ほどデイサービスでリハビリのお手伝いも行っています。

――職場に慣れるために工夫していることがあれば教えてください。

分からないことがあったらメモを取って、家に帰った後に調べたり、職場の先輩に教えてもらって、覚えるようにしています。

――来日するときはどのような不安や心配がありましたか?

仕事がちゃんとできるだろうか、日本でひとりで生活していけるだろうか…そういう不安はありました。

――その不安や心配はどのように解消しましたか?

同じミャンマー出身の先輩に支えてもらっています。

――現在、抱える他の悩みや心配事があれば、教えてください。(仕事でも私生活でも構わないです)

まだ日本語がうまく話せないことです。聞き取りはできるのですが、自分が話したいと思う日本語がなかなか言葉として出てこないです。

――今後の目標を教えてください。

早く仕事を覚えたいですし、もっと仕事ができるようになりたいです。頑張ってお金を稼いで、家族を支えていきたいと思っています。

RELATION

関連記事

CONTACT

外国籍人材の採用をご検討中の方は、お気軽にご相談ください

フォームから

お電話から

平日 9:30〜18:00